ビルド・ビルド・ビルド

大規模インフラ整備計

 

ドゥテルテ政権の下、2016年から2022年までの6年間で約8兆ペソ(約17兆円)を投じて、首都圏交通網や空港等の整備を行う計画。

2017年9月27日時点で69のインフラ整備プロジェクトが予定されており、内訳は道路・橋梁整備20件、空港整備18件、鉄道整備11件、新都市整備7件、大量輸送6件、治水3件、港湾整備3件、IT1件である。

予算金額ベースでは、鉄道が57%と最大で、以下、道路・橋梁が15%、新都市が13%と続く。

 

 

 

新都市整備「ニュークラークシティ」開発」:

マニラ首都圏の北西120kmのクラーク旧米空軍基地跡を利用して、敷地面積9,450haもの広大な土地に政府施設、商業施設、住宅、スポーツ複合施設等が整備され、大学や企業等の誘致も計画されている
(2,196億ペソ)

 

新マニラ国際空港 ブラカン州:

2,400haの土地に滑走路4本、誘導路8本、旅客ターミナルを3つ建設し、年間利用者1億人を想定。大手財閥サンミゲル・コーポレーションにより、マニラ市の北方約35キロ、マニラ首都圏に隣接するルソン島中部のブラカン州に建設
(7,340億ペソ)

 

地下鉄整備計画:

ケソン市のミンダナオ・アベニューからパラニャーケ市のニノイ・アキノ国際空港をつなぐ全長36km・15駅の路線
(2,270億ペソ)